知って得する不動産豆知識

建売住宅の原価って、いくら?

「この家、4,000万円もするの?建物なんて、もっと安く建つでしょ」。新築の建売住宅を見学した帰り道、Kさんの夫がぽつりとつぶやきました。家を買うとき、一度は気になる「原価」の話です。

見学の帰り道で

Kさん夫婦は30代。子どもが小学校に上がる前に、川越の近くで一戸建てを探しています。気に入った建売住宅は、駅から歩ける場所で4,000万円ほど。でも、夫は値段に納得がいかない様子です。

建売って、同じような家をいくつも建てますよね。本当はもっと安くできるんじゃないですか?

考えるKさん
まるお部長

気になりますよね。建売の値段には、建物の工事代だけでなく、土地を買うお金や道路・水道の工事、広告、会社の利益まで、いろいろなものが入っています。

会社のもうけって、どのくらいなんですか?

驚くKさん
まるお部長

会社や場所で大きく違いますが、売る値段の1〜2割ほどと言われることが多いです。何棟もまとめて建てて、同じ部材を使うことで、1棟あたりの工事代をおさえているんです。

4,000万円の中身のイメージ

建売住宅の値段は、ざっくり次のようなもので出来ています。割合は会社や土地によってまったく違うので、あくまでイメージです。

  • 土地:いちばん大きいことが多い部分です。駅に近いほど、ここが大きくなります。
  • 道路・水道・ガスなどの工事:広い土地を分けて売るときは、道路を作ったり、水道を引き込んだりする費用がかかります。
  • 建物の工事:まとめて建てることで、注文住宅より安くなりやすい部分です。
  • 広告・販売・お金を借りる費用:チラシやインターネットの広告、売れるまでの借入の金利などです。
  • 会社の利益:ここが「もうけ」です。
まるお部長

土地の値段が大きい場所ほど、建物の工事代の割合は小さくなります。「建物が安そう=高すぎる」とは、言い切れないんです。

原価を知ると、分かること

まるお部長

1つめは、値引きの話が出やすい時期です。完成してしばらく売れ残っているとき、残りが1棟になったとき、会社の決算の前などは、値段の相談に乗ってもらいやすいと言われます。

売る側も、早く売り切りたいんですね。

うなずくKさん
まるお部長

2つめは、完成前か完成後かです。完成前なら、間取りや色を選べることがあります。完成後なら、実物を見て決められて、値段の相談もしやすくなります。

同じ分譲地でも、区画で値段が違うのはどうしてですか?

考えるKさん
まるお部長

3つめが、そこなんです。日当たり、道路との向き、土地の形などで値段が変わります。安い区画には理由があることも多いので、値段だけで決めず、地盤の調べや断熱・耐震の性能、引き渡し後の保証も確かめてください。新築の家は、柱や屋根など大事な部分の欠陥について、売主が10年間責任を負う決まりがあります。

値段の中身が分かると、どこを見ればいいか分かりますね。もう一度、ちゃんと見学してみます。

ほっとするKさん
まるお部長

それがいちばんです! 長く住む家ですから、安さと安心の両方で選びましょう。

まるお部長

マルモ流通でおうちを探すと

  • ご相談は無料です
  • 内見動画で、お部屋の中を先に見られます

ほかの豆知識を見る → / お悩み相談室を見る →

※Kさんのお話は、よくあるご相談をもとにした架空のお話です。原価や利益の割合は、会社や土地によって大きく違います。

この記事を書いた人:河元(宅地建物取引士)/株式会社マルモ流通(平成17年創業・川越市新河岸)